また,鉄は大変サビやすい物質です。
"鉄が錆びる"というのは, 鉄の表面で大気中の酸素と反応して酸化鉄を作ってしまう現象です。
つまり,"鉄"はそれだけ酸素と反応しやすい物質だということができます。
それを利用しているのが,冬によく使われる"使い捨てカイロ"です。
カイロの袋の中に鉄粉が入っていて,その鉄粉の酸化による発熱反応を起こすため, その熱を利用したものです。
つまり,"鉄"は空気中で錆びてしまうほど酸素と反応しやすい物質だということができます。
その性質をうまく利用しているのが,冬によく使われる"使い捨てカイロ"です。
鉄は酸化によって発熱反応をおこすため, その発熱を利用しているのです。
使い捨てカイロの中の鉄は空気中の酸素と反応しやすくするために粉状になっています。
この"サビ"には,2種類あります。
1つは普通に赤く錆びる”赤サビ”, もう一つは鉄又は鋳物製のフライパンなどのように黒く錆びる”黒サビ”です。
当社で製造していますフライパンでも最初のうちは赤サビが出てきますが, 使用しているうちに徐々に黒くなっていき,真っ黒になってしまいます。
鉄は一度黒サビになってしまえばまず赤サビに戻ることはありません。
安定した酸化鉄に変わってしまうからです。
現在は調理器具はほとんどがアルミ製になってしまいました。
そのため現代人はどうしても鉄分を摂取しがたい環境になっています。 バランスのよい食事が摂れない方,鉄製の調理器具は人間の鉄分の補給には非常に都合のよいものです。
貧血などで困っている方は"鉄"を試してみてはいかがでしょうか?
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